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土曜日は旅の記憶 Vol.4『ピラミッド』





今回はピラミッド。

エジプトのピラミッドではありません。

メキシコ、ユカタン半島

チチェン・イッツァのピラミット。






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成田からヒューストンまで12時間

トランジットに4時間

ヒューストンからカリブ海に面した

リゾート地カンクンまで2時間

そしてカンクンからジャングルの1本道をバスで3時間。






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いやになるくらい

倒れそうになるくらい遠かった。





この旅は同行者がカンクンに行きたいと言い出し

リゾート地の街歩きやショッピングに

まるで興味のない私は

チチェン・イッツァに行くならという条件で

渋々付き合ったものだったので

計画も準備も全部人任せで

私の旅のコンセプトからは大きく外れてしまった。






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リゾート地カンクンは

海の碧さ以外はこれといって興味を引くものはなかったが

この「後古典期マヤ」の遺跡は素晴らしかった。







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ピラミッドは「ククルカン(マヤの最高神)の神殿」と呼ばれ

大きな9段の階層からなり、

4面に各91段の勾配が45度という急な階段が配されている。

ピラミッドの階段は4面の91段を合計した364段に

最上段の神殿の1段を足すと、丁度365段で

このことから「暦のピラミッド」とも呼ばれる。

北面の階段の最下段に蛇の頭部の彫刻があり、

春分の日・秋分の日に太陽が沈む時、

ピラミッドは真西から照らされ階段の西側に蛇の胴体に似せた影が現れ、

その姿はククルカンの降臨と呼ばれている。







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「マヤ文明」は

ガイドの話しを聞くと結構血なまぐさい。

例えば生け贄の心臓を捧げられた戦士の神殿や






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球戯場の石の輪にボールを通すと得点になる

今で言うサッカーのような競技では

勝った側が生贄になったとも言われていたり





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雨が降らない時や豊作を願う時に

神の予言を伺うために、

財宝や生贄の人間が投げ込まれたという

セノーテ(聖なる泉)があったり。




人間って常にこうした犠牲を伴いながら

延々と命を繋いでいく生き物なのだなとつくづく思った。







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ピラミットの目もくらむような急勾配の階段を必死で登り

見渡す限りのジャングルを目にした時

遥か太古からの人類の営みの中で

自分はなんてちっぽけな存在なのかと思った。



2003年8月

日本の裏側のユカタン半島の

全てのものを焦がすようなじりじりとした太陽の陽に照らされ

己の悩みなんて些細なものだよと

我侭や欲望や妬みなどに拘っている我が身を恥じ

真摯に生きなくてはと言い聞かせ

そして、やはり二度と目にすることのないであろう

地平線まで続く眩しい緑を目に焼き付けた。






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