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呆れて疲れて、何も考えたくなくなる。








内閣不信任案否決のニュース関連で

昨日と今朝と、石巻漁港の映像を見た。

漁港は水産関係者以外は、立ち入ってはいけないような気がして

私は震災後の4度の帰郷の際には行っていない。

テレビの映像を見て愕然とした。

ニュース映像で見る、他のどこの漁港よりも

深刻な被害を受けているように見えた。

あまりの惨状に言葉を失った。

石巻の船は、他の一部再開した漁港に回っていると聞く。

気仙沼や塩釜港の復興のニュースは目にしたけれど

石巻の港がこんなだったとは…。

「総理が視察に来た2ヶ月前から、何も変わってないね。」

インタビューに答える男性の声が、虚しかった。

震災発生後、震災・原発関連のニュースを

食い入る様に見ていた私だけれど、さすがに

目を閉じて耳を塞ぎたくなってきた。

呆れて疲れて、何も考えたくなくなってしまうよね、こんなじゃ。






RIMG0059.jpg

写真は石巻の実家の庭。

5月29日の朝に撮った。






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津波の水に浸かって、しばらくは

緑の葉をつけていた庭木が枯れてきた。






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海水の塩分以外にも様々な化学物質が溶けた水が

庭に染み込んでしまったのだろう。





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わずかに地面に残った緑も

時間の問題だね。





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「枯れちゃったね。」

「うん。

 でもほら、紫陽花が葉っぱを出してるから。」




本当だ。

紫陽花の葉が出ていた。






RIMG0068.jpg

青い木も残っているし

何よりも、楽天的な姉の庭だから

心配はいらないかもしれない。






RIMG0071.jpg

「手入れが面倒だったら

 クリスマスローズでも植えれば?

 あれは放っといても増えるよ。」

「本当?」

「うん。花、下向いて咲いて、地味だけどね。」


適当なことを言って、実家を後にした。




『呆れて疲れて、何も考えたくない』のは、

きっと私なんかじゃない。

被災地で必死で闘っているひとたちだ。

私は、今までと何も変わらない場所にいて

何もかわらない日常を送っているのだから

目を反らしてはいけないと思う。

津波に負けなかったあらゆるものに

恥じない生き方をしなくちゃね。

大げさかもしれないけれど、

なかなか気力が出てこない毎日だけれど

また今日も『日常』を送れることに感謝をして、生きていこう。




さあて、 朝ご飯の支度でもしよう。






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