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決して悪くない。







市民ボランティアの作業内容は

各自治体や被害の程度でも微妙に違っている。

これまで参加した女川町や東松島市では

生活支援が前提であるので

現在生活をされているお宅での、生活に困っている部分への

お手伝いが主な作業で、

全壊したお宅での作業は含まれていなかったけれど

この南三陸町では、全壊した家の瓦礫の撤去も

作業内容に含まれていた。





それだけ、被害が甚大だったのだろう。

元の家で生活を再建できるお宅の数が本当に少ないのだ。





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30日に私たち40人のボランティアに割当られたお宅も

全壊して基礎の部分しか残っていない家だ。







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この家は流されて、

道を挟んで後ろに建っている倉庫にぶつかって

かろうじて止まったらしい。

不幸にもお一人が亡くなられたと聞いた。

「どうか安らかに。」

心の中で、手を合わせて作業を始める。







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基礎部分の上に積み重なった大きな残骸を、重機で片付けた後の

残った小さな瓦礫の撤去が私たちの仕事だ。

残った細かな瓦礫を人海戦術で手作業で片付けていく。





20110808RIMG0052.jpg

瓦は瓦、陶器は陶器、金物、プラスチック、木片、ガラス、紙類と

泥の中から分別して、道路に面した敷地内に山を作っていく。

分別して山にされたゴミや瓦礫は

後でダンプで回収に来るらしい。





20110808RIMG0056.jpg

瓦礫の撤去や回収方法も、自治体によってちがうのだろう。

石巻や女川、東松島市では、ここまで細かな撤去は

行なわれていなかったような気がする。

(違っていたらごめんなさい。)






20110808RIMG0051.jpg

人海戦術とはよく言ったもので

あっという間に、分別ゴミの山ができた。






20110808RIMG0070.jpg

戸倉浜の港は、こじんまりとしていて

防波堤の向こうには雨降りだというのに

穏やかな海が広がっていた。

自然の力には勝てなかったけれど

こうして人の力で、少しずつでも壊された部分を片付けていけば

その土地で新しく何かが始まるかもしれない。

何かが始まれば、この港も元の風景を取り戻せるかもしれない。

手のひらに乗るほどの小さなガラスのかけら拾いだって

未来への希望に繋がるのなら

それは私自身の充足感や達成感になる。



だから、雨降りの中でびしょ濡れになりながらの

ガラスのかけらを泥の中から拾う作業も決して悪くない。







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