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誰も君を責めたりしない




久しぶりの君からのメール。

「たまには食事でもしない?」

そう言えば5月に会って、一緒に中華を食べたきりだった。





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恵比寿の街の小さなレストランで、席に着いてすぐに

実家のこと、君に聞かれたから

「実家はもう大丈夫。だから最近はボランティアに行ってるの。」

そう答えたんだ。

「えー、ボランティア?

 私もずっと行きたいって思ってたんだ。」

そう言えば5月に食事をした時に、君は

「ボランティアに行きたい。」って、言っていたね。





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「今度行く時は誘って。一緒に連れて行って!」

なんだか嬉しくなったから

ボランティア先をいろいろ探して、電話する約束をして別れたよね。





君が車の運転ができるのなら、個人参加でも良かったんだ。

だけど、運転できないって言うんだもん

だから、一緒に行けるボランティアツアーを探したよ。

そしていくつかの候補を見つけて君に電話をしたよね。







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「えー、その日は九州に旅行なの。」


「んー、その週は土曜日に約束があってダメなの。」


「どうやって行くの? 夜行バス? 寝れないじゃん。


「え? 帰って来るのは日曜日の夜? 次の日仕事だよ。」


「車を運転して行くんじゃないの? バスはなー、酔うからね。」


「金曜日の夜行で行って、泥出し? 

 無理無理。もっと優しい仕事ってないの?」


「ああ、9月一杯は忙しくて行けないかも。

 悪いけど、来月誘って。」







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オーケー、もう誘わない。




私がバカだった。

昔から社交辞令が効かない性格で

発せられた言葉をすぐ本気にしてしまう。

社交辞令を本気に受け取って、相手が困惑していたこと

これまでに何度もある。

だけど、食事や遊びのお誘いじゃないの。

ボランティアに行かないこと、見栄なんて張らなくていいから。

ボランティアはね、出来る人が出来ることを、やればいいだけのこと。

もう一度言うね。

出来る人が出来ることをやればいいんだよ。

そして何の見返りも求めないんだ。

だから、人から命令されたり、無理をしてやっちゃいけないんだ。

見栄を張ったり、義務感で参加をすれば

必ず、見返りがないことに不満が出てしまうから。

ボランティア活動に参加をしないことは

恥ずかしいことでも、格好悪いことでもなんでもないよ。

だって、皆それぞれ、事情を抱えているし、それぞれの生活がある。

事情が許されて、参加をさせていただける私が

恵まれていて、幸せなことだと思っているよ。

だから、参加をしないからって、誰も、もちろん私だって

君を責めたりはしない。






だから、社交辞令なんていらない。







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先日、鮎川からの帰り道

視察のために、牡鹿半島の東側の浜を通って

女川原発を遠くから見て女川病院に立ち寄って

雄勝を抜けて大川小学校まで、バスは走ったの。

これがその時のバスの車窓から見た風景。

どう? 驚くでしょう?

震災から半年が経ってもまだこんなよ。



写真の右手に見える道路だって、突貫工事で作ったのかな?

砂利道でガードレールがないのよ。

そんな道をバスが走るんだもの、正直、命の危険を感じるわ。








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消防車が被災しちゃったままだし





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ウキが電線にぶら下がったままなんだから。





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女川では、ほら、ビルが倒れたままよ。





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瓦礫は本当に奇麗に無くなった。

けれど、その後は?

無くなったといっても1次撤去だし

最終処分なんていつの話しやら。






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今後の事、問題は山積みにあって

ボランティアの仕事もまだたくさんある。

「ボランティア、私もずっと行きたいって思ってたんだ。」

その言葉が本心から出た言葉なら

様々なボランティアの参加の方法が、震災直後から

インターネットに溢れているのだから

とっくに探して参加をしているはずだよね?

悲しいかな、もう半年も過ぎたのよ。

もし、上の写真を見て心が動かされたら

本当に心から行きたいと思うのだったら

他人を当てにしないで、自分で探して

自分の力で行ってください。

君に向いたボランティアがきっとネットの中にあるよ。










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