2011年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年12月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

なんだかヒリヒリするけれど。





昨日のNHKニュースのアナウンサーの言葉。

「東日本大震災による地価の下落を反映するため、

国税庁は、被災地について地域ごとに調整率を決め、

土地の評価額である路線価を引き下げました。」

思わず仕事の手を休め、つけたままになっていたテレビの前に座る。

何でも震災被害に遭われた方への相続税や贈与税に対しての

救済措置でもあるらしいけれど

それにしても女川の80%、東松島市と南三陸町の75%の下落はすごい。

ニュースでは触れてくれなかったけれど、

石巻もすごいことになっているんだろうなあ。

首都圏近郊では浦安市の下落幅が大きいという。

予想されることではあったけれど、なんだか心がヒリヒリする。

浦安は元々の価格が高いだろうから、本当に大変なことだ。

福島第一原子力発電所周辺の警戒区域や計画的避難区域などの

土地については地価をゼロとするという発表には

思わず「う~ん」と唸ってしまった。






20111102RIMG0344.jpg

10月22日、生憎の雨天のため

午前と午後の作業の合間の昼食は、バスの中で食べた。

コンビニ弁当を食べ終え、他の参加者がバスの中で

冷えた身体を休めている間に、

バスから降りて、周辺を歩いてみた。






20111102RIMG0345.jpg

牡鹿公民館のボランティアセンター前に工事中の建物があったので

傍に行って中を覗いてみると、なんだか店舗のような造りだった。






20111102RIMG0347.jpg

工事許可の立て看板を見ると思った通り

石巻市鮎川浜のれん街仮設店舗の文字があった。






20111102RIMG0348.jpg

「お店ができるんだあ」とひとり言。



ここ牡鹿半島では震災後に営業を再開した店舗は

小さなコンビニが、半島全体でたったの1店舗あるだけで

半島に暮らしている人たちは、車で往復1時間半かけて

石巻の市街地渡波地区にあるイオンまで行かなければ

何も手に入らない。

たまに移動販売の車が来ることは来るけれど

積んでいる商品には限界があるから

この仮設店舗がオープンすることは本当に嬉しいことだと思う。

もちろん、ボランティアの私たちも

昼間の作業で疲れた身体を休める間もなく、

渡波まで夕食の買い出しに行かなくても、

ここ鮎川で買い物が出来るようになれば本当に嬉しい。





20111102RIMG0358.jpg

震災以降、すっかり人影が途絶えてしまった鮎川浜。

動いているのは、10月に営業を再開した

ガソリンスタンドのスタッフと給油に訪れる車と

日に数本ある定期バスの乗降客が2~3人。

そんなふうに、すっかり寂しくなってしまった。





20111102RIMG0366.jpg

けれども、浜から1キロ弱も離れれば

津波被害の無かった民家が数多くのこっていて

辺りが暗くなれば、高台には多くの明りが灯る。

仮店舗が営業を開始したらきっと

浜に下りて来ず、家に閉じこもった人たちが浜に帰ってくる。

1店舗増えたらまたひとり、

1店舗ふえたらまたひとりというように。

その光景を想像すると、なんだかわくわくする。










スポンサーサイト

| Ishinomaki | 11:32 | TOP↑

| PAGE-SELECT |