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神戸からのメッセージ






石巻の実家で受け取った、たくさんの支援物資の中に

神戸からのおくりものがあった。

メッセージが貼られた透明の袋に入ったチョコレート。

ひとつひとつ想いを込めて丁寧に包装してくださったのだと思うと

目頭が熱くなる。

このチョコレート以外にも、メッセージ付きの物資が

いくつかあったという。

メッセージを読んで、励まされた、

ありがたい、本当にありがたいと姉は言う。

神戸の方たちは、阪神淡路大震災で大変辛い体験をして

今回の震災を他人事とは思えないのだろう。

16年前の震災を思い出して

悲しい記憶に苦しんでいらっしゃる方も多いかと思う。

だからこそ、このメッセージは心強く胸に響くのかと思う。






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今回の震災で、3月に帰郷した際に

私から姉に、お見舞い金を渡した。

4月10日に帰郷した際には

私から中古の軽乗用車と新品の自転車と中古のソファー

ヒトさんからは中古の冷蔵庫

私の前のダンナさん(なんとまあ!@_@)からは新品の洗濯機を届けた。

それから、お友だちから、姉宅の犬たちへのお見舞い金。

その他に、東京にいる姉の娘が5万円と

そのダンナさまが20万円の夫婦で計25万円のお見舞い金を届けた。

姉の娘(私の姪ですね)夫婦のお見舞い金の金額を

わざわざ書いているのには理由がある。

この二人はまだ20代。

私の二人の息子たちと歳が変わらない。

二人とも親元から離れ、遠い都会で一生懸命に働いて暮らしている。

若い二人は今年の秋に結婚式を予定していて

お金が必要なときだというのに

家計をやりくりして、こんな大金を実家のために渡したかと思うと

姉の子育ては間違ってなかったんだなあと感心する。



そして、その姉といえば

4月10日に帰ってきて、翌日の11日に慌ただしく戻ろうとする私に

おずおずと白い封筒を差し出した。


「ガソリン代にして。
 
 今回のことでは、本当にお世話になったから。

 少ないけれど、ガソリン代やレンタカー代の足しにして。」


おいおい、私が受け取る分けがないじゃない。


「何のためのお見舞いだと思ってんの?
 
 いいから、ひっこめてよ。」


そう言うわたしに、「だって、あなたも大変だから」と、涙ぐむ姉。

本当に大変なのはどっちなんだよ! と言いたくもなる。

テレビの報道で東北の人は優しいと、何人ものアナウンサーが伝える。

怒られるかと思って取材にいったら

「わざわざこんな遠いところまで申し訳ないです。」と言われたと

我慢強く、優しい人たちだと。

姉にしてからが、この調子だものね。

東北人は本当に辛抱強くて優しくて慎み深い。

普段は関東人の振りをして暮らしている私だけど

東北出身だってことをこんなに誇りに思ったことは

今までなかったかもしれない。






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