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倒れる寸前!








東松島市での2日目のボランティア作業は

とても貴重な経験をさせていただいた。





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震災のボランティア、しかもこの時ならではという貴重な体験。

それは、入居前の仮設住宅への

物資の仕分けと搬入をするという仕事だ。

三百数十戸の仮設住宅へ、合わせて十品目の物資を

20名のボランティアで仕分けと搬入をする。

しかも、35度の炎天下での作業だ。




まずは仮設住宅の横の列の戸数に合わせて

必要な数の物資をトラックから下ろして通路の脇に置く。






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数を間違えないように次々と並べていく。





この日搬入の物資は、仮設住宅に標準設置される

テレビや冷蔵庫や洗濯機・エアコンという大型電化製品ではなく

国際NPO団体を通して、世界中の人々からの寄付金で購入された物たちだ。

10品目の名目は

掃除機、コタツ(震災当時が冬だったので)、敷き布団2枚

バスマット2枚、ゴミ箱、クリア衣装ケース3個、ほうきとちり取りセット

エコ袋(中に国際NPO団体のリーフレットと寄付物資の概要の説明書入り)

洗濯ハンガー、食器や鍋やスポンジ・たわしなどの日用品セット。



日用品セットは段ボール箱に入れられて

中身を見る事ができなかったけれど

何が入っているのか、ワクワクするような玉手箱といった感じだ。








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午前中は仕分け作業で終了。

持参した弁当で1時間の休憩をとる。

弁当といっても、非常に気温が高いので

参加20名の昼食は、ほとんどが腐らないパンかおにぎりだ。

休憩は仮設群の広場に面した集会所で。

この集会所も、もちろん仮設と同じプレハブの造りだったけれど

エアコンを使用しなくても案外涼しかった。






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午後からは通路に仕分けした物資を、各戸に搬入する。

搬入後に、それぞれの家の押し入れの中に物資をしまう。



これが、キツイ。

物資は重い。

特に布団やコタツはとても重い。

この大量の物資を、わずか20名で三百数十戸の仮設住宅に

運び入れなくてはならない。

しかも35度の炎天下でだ。

飲んだ水は、あっと言う間に汗になり

息が上がり、頭痛がして、吐き気がしてくる。

目の前が真っ暗になって、倒れそうになった。

「ボランティアに来たのに、

 ボランティアをされるわけにはいかないね。」

そんなふうに励まし合って

ひとりの熱射病患者も出さずに、作業を終えた。





東松島市の『グリーンタウン仮設住宅』。

私たちが作業させていただいたのは『グリーンタウン北』。

『南』はすでに入居が完了していて

建物の裏で犬を飼っているお宅が何軒かあり、洗濯物がはためいていた。

北と南、合わせて七百戸ほどの団地になるのだろう。

あと何年か経って、人々の暮らしが落ち着いて

この場所から仮設住宅が消えて無くなった頃に

ここにまた来たいと思った。

倒れそうになったけれど、確かな達成感を感じた

夏の一日のことを懐かしく思い出すために。





国際NPOのスタッフが、私たちの乗ったバスが見えなくなるまで

手を振り続けてくれた、夏の日を懐かしむために。
















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