空のはるか、雲のかなたに祈ろう。
昨日の朝、1頭のパグの男の子が逝った。
高齢だったけれど
愛くるしい真っ黒な瞳の
子犬のような可愛い顔をした子だった。

私たちは彼に一度も会ったことがなかったけれど
可愛らしい姿の写真を
時々見ていただけだったけれど
涙がこぼれた。

15年の生涯。
頑張ったね。
偉かったんだね。

彼をさがしに
私たちは
空が見渡せる畑の真ん中の
いつもの散歩道で空を見上げた。

空を見上げてまた涙がこぼれた。
昨日までの強風が嘘のように止んで
彼の姿が何処にも見当たらない空は
悔しいほどに穏やかだった。

一度でいいから会いたかったね。
一緒に遊びたかったね。
雲のかなたで、いつかきっと会えるよね。

今日、朝10時に彼は空に昇る。
10時になったら、もう一度空を見上げて
空のはるかへ祈ろう。
きっといつかは
遠く雲の彼方で笑顔の君に会えるよねと。
「こんにちは。初めまして。」と
笑いながら挨拶を交わすのだと。

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