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所詮中途半端な根性なのよと嘲笑ってみる






8月18日

日没前に大船渡に着いた。




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東北自動車道を一関インターで下りて

カーブの続く道を必死で車を走らせた。




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大船渡は思った以上に遠かった。

これでは、首都圏からのボランティアバスが大船渡に向かっても

夜行バス泊を含め2泊3日のツアーでは

肝心の作業する時間が作れない。

石巻や仙台では、まだまだ数多く見かけるボラバスも

この街ではあまり見かけなかった。

おまけに鉄道の駅もホームも線路も放ったらかしだもの

これを見たら

切なさに拍車がかかる。






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日が沈んでしまわないうちに

予約を入れていた港の目の前のホテルでチェックインを済ませ

街の中を歩いてみる。

岸壁まで100メートルあるかないか

海の目の前の、居酒屋(たぶん)が、丁度オープンの日で

たくさんのボランティア(たぶん)たちが

開業を祝っていた。

(写真中央のモヤはカメラのヨゴレ)





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大船渡は駅前の中心地域が壊滅してしまった様子で

大きな建物のほとんどが撤去されてはいるが

残っている建物もまだまだある。

再建されている建物もあるにはあったので

港の目の前のこの地域は建築制限区域には指定されていないのかもしれない。




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界隈で一番目立っていた復興居酒屋





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テント小屋の仮店舗の板塀には

たくさんのメッセージ。




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復興屋台村




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寿司、おでん、小料理、エスニック、バーなど

たくさんのお店が並ぶ。

ランチタイムが終了して、夕刻前の中途半端な時間だったので

お客さんの数はまばら。

おでんと寿司には惹かれたけれど

どのお店もカウンターがあるだけ

小さなテーブルが2つ3つ置かれているお店もあったけれど

すべてお酒を飲むお店だったので、入って夕食を食べる勇気が出ない。

復興屋台村に少しでもお金を落としたいという気持ちだけが空回り。

お土産品を探すも、見つからない。





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結局ひやかしただけじゃないかと

ごめんねごめんねとつぶやきながら

大船渡駅の真後ろの復興商店街へ向かう。






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こちらは週末の土曜日だというのに

人影はまったく見えない。

翌日に向かった気仙沼では見られる、多くの観光客の姿が

ここ、大船渡では見かけない。




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夕方だからなのよねと

自分に言い聞かせて、夕食のためのお店を探すも

営業中の札が下がったお店の扉を開ける勇気が出ない。

本当に情けない。

何をしにここまでやって来たのか、中途半端な私の根性が笑える。

せめてもの罪滅ぼしに、お菓子屋さんで和菓子を数種類買った。



自宅に帰ってから食べたお菓子は

どれも丁寧に作られていて、とても美味しかった。






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復興商店街を後にして港まで歩いてみる。





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岸壁から道路1本を挟んで、海の目の前のデパート

瓦礫撤去されて以後は手つかずの様子。





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岸壁の修復もまだまだ。





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何の工場、何の作業船だろう?

稼働していることを示す、たくさんの煙突や明かりが見える。






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写真左手前が私の泊まったホテル。

隣のビルや道路を挟んで向かいにあるデパートは廃墟になっていて

ホテルの周囲は

辺り一面夏草が生い茂る荒れ地のその中にあって

とても奇麗な姿を見せてくれた。

聞けば、このホテルも3階部分まで津波の被害に遇い

昨年の暮れに改装終了して、オープンしたそうだ。

結婚式も出来る華やかなホテルだ。





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おそらくは震災前は

この街で一番の賑わいを見せていただろうデパートが

このホテルの目の前にあって、こんな状況の中でも

こんなに奇麗に再建して営業をしているホテルがあることが

何と言えばいいのだろう?

タフだなあと、素直に感動したのだ。

人間って、なんと逞しい生き物なんだろう。





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復興居酒屋や復興屋台村や復興商店街で

夕食を食べることが出来なかった情けない根性なしの私は

『大船渡プラザホテル』のレストランで

せっかくなので海の幸一杯の、海鮮丼を食べた。

ご飯にたどり着くのがやっとの量のお刺身をお腹いっぱい食べた。





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夕食後、部屋に戻って小説を読むも

長時間の運転がたたって、

不覚にも翌朝まで眠ってしまった。




大船渡

中心地域は大変な被害を受けたけれど

住宅の多くは高台に建てられているので、住宅街は元気だ。

再建はとても大変なこととは思うけれど

元気な部分もたくさん見せていただけたのでよかった。



この日、大船渡港の岸壁に腰を下ろして見た夕焼けは

一生記憶に残ると思う。

どんな意味があろうとなかろうと

嘲笑いたくなるほどの中途半端な根性の私だけれど

やはり行ってよかったと、そう自分に言い聞かせた。







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