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竜巻に襲われた越谷にて思うこと





9月2日、月曜日午後

何気なく点けたテレビのスイッチ。

その画面に映し出された映像と、

スピーカーから流れるアナウンサーの声。




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大変なことがまた、起きてしまったことを

知った。





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背筋が凍った。





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2年半前のあの日

愛犬を繋いだリードを握りしめ

毛布に包まって一晩中テレビの画面を見つめ、

分けの分からない恐怖に震えていた

眠れぬ夜が脳裏に蘇った。






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吹き飛ばされた屋根

崩れ落ちた塀



故郷石巻の、あの時の光景と

全く同じだ。




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駆けつけたいと思った。


だけど

行ってどうなる?

何も分からないまま押し掛けても、復旧の邪魔になるだけ。

迷惑はかけたくない。

それに

私ひとり行かなくても、他の誰かが駆けつけるはず。

震災に比べれば被害の規模は小さい様子だし

私には仕事もある。

無理をしてまで行かなくてもいいのじゃない?





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でもね

東北に、石巻に、足繁く通っているのに

同じ県内で起こった災害を、見て見ぬ振りをするつもりなの?

電車を乗り継いで、1時間と少ししか離れていない

そんな身近で起こった大変なことに、あなたは蓋をしてしまうつもりなの?



自問自答する。



見て見ぬ振りは、やはり出来ない。

だから

お役に立てなくてもいい

無駄足になってもいい

そう決めて、5日(木曜日)6日(金曜日)の2日間

越谷に行った。



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私よりも1日早く駆けつけた

「チーム東松山」の仲間の発信する情報に助けられ

被災後、いち早く立ち上がった

越谷市災害ボランティアセンターに辿り着いた。



5日は、被災された個人のお宅の室内清掃と

ガラスの破片にまみれた衣類の洗濯と

停電のために食品が腐敗した冷蔵庫の清掃。

6日は、やはり個人のお宅の庭に散らばった瓦礫の撤去と

田圃に散らばった瓦礫の撤去をさせていただいた。

ガラスや瓦の破片が、これでもかっ! というほど散乱していて

風の力の前には、人間はこんなにも無力なのかと

愕然とする。





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被災現場に自分の足で立ち

自分の目で現実に起こったことを目の当たりにすれば

テレビのニース映像で見たものとは

全く違うのだということを思い知らされる。

被災された方たちの生の声を聞けば

ニュースで知ったことの数倍もの悲惨さと嘆きが伝わってくる。

テレビや新聞で伝えることには、やはり限界があるのだ、と思う。




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行ったからとて、

大きな力を貸して差し上げられるわけでもなく、

大した役にも立てず終い。

知ったからとて「それが何になる?」と問われれば

答えようもないし

所詮自己満足に過ぎないのだと嘲笑ってみもする。

けれど

少なくとも何かを考えることは出来る。



そんなことをヒトさんに言ったら、

「考えることがたくさんあって大変だね」

と、言葉が返ってきた。




むかついた。





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3日(水曜日)〜6日(金曜日)にかけて

チーム東松山から、越谷竜巻災害ボランティア活動に

参加したのは5名(内1名は視察)。

みんな、フットワークがいいなあと嬉しくなる。




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災害現場で旅商人「拓」さんが無料で、

しかも

食べ放題で配っていたかき氷が、頭にキーンと美味しかった。

この場所では近所の子供たちが笑顔になっていた。




とにかく私の2013年9月5日と6日は、そんな日だった。

竜巻被害の越谷に出向き、

ここには書ききれないたくさんのことを思い、考えた日だった。

長い人生の中のたった二日間だもの

そんな日があっても、いいのだと思う。

少なくとも、何も考えないよりは。







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