PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

土曜日は旅の記憶 Vol.92 28カ国目は楽園『パラオ』その1




※注)訪問して下さった方へ
なかなかブログアップが出来ないので、文章教室に提出した原稿「パラオ備忘録」をそのままコピーして掲載しています。そのため、いつもよりもさらに長文です。さらにその1、その2に分かれています。
改行、段落頭1字下げなどずれてしまっているかもしれませんが、コピペのために見直している余裕はありませんのであしからず。




楽園『パラオ』へ行って来た。
 タイトルには「旅」と詠ってはいるけれど、「旅」と明言出来るほどの大げさなものではなく「お出かけ」と表した方が丁度いいくらいの短い旅である。
 利用した航空会社は、日本・パラオ間に直行便を就航させている唯一の航空会社『デルタ航空』。現在は往復で週2便が運航されている。
 三ヶ月前から旅の準備を進めていた私は、押さえきれないほどの楽しみを胸に、成田空港から5月27日夜20時15分発の飛行機に乗った。パラオまでは4時間と少し。退屈さも窮屈さも感じない短い飛行時間だ。
 翌28日の未明に到着したパラオ空港は、期待に少しも違わない小さな空港だった。滑走路はひとつ。駐機していた飛行機はたったの2機。ローカル感満載の空港なのに意外だったのは、降機の際にタラップを使うかと思いきや、『PBB(パッセンジャー・ ボーディング・ブリッジ)』があったこと。それなら、立派な空港なの? と多少残念に思いながら、空港ビルに入り階段を下り着いた場所は、やはり期待通りの小さな部屋だった。天井にはファンが回り、蛍光灯は薄暗く、トロピカルなヘタクソな絵が飾られ、木製のイミグレーションブースが設置されていて、嬉しくなった。イミグレーション(入国審査)を難なく通過し出口を出ると、そこは甘い香りのする南国パラダイスだ。幾度となく訪れたことのある他の南の島と同様の花の香りと、身体に纏わりつく暑く粘った空気が心地よい。
 この空気が好きだ。初めて訪れたパラオが、とても身近に感じた。


20170726IMG_7839.jpg

20170726IMG_7840.jpg

20170726IMG_7841.jpg

20170726IMG_7842.jpg

20170726IMG_7971.jpg



 ホテルからのお迎えのスタッフから首に貝殻のレイを掛けてもらい、一路ホテルへ。深夜2時少し前のチェックインの後、予約済みの部屋に通される。部屋は茅葺き屋根の一棟独立型のコテージ。広いバルコニーの目の前はジャングルだ。
 さっそく荷物を解き、クローゼットやライティングディスクの抽斗や洗面台に衣類や化粧品などを納める。その後、ホテル内を探検。日本からの到着便の時間に合わせて運営しているホテルなので、深夜2時までバーやショップが開いているのが嬉しい。



20170726IMG_7967.jpg

20170726IMG_7966.jpg

20170726IMG_7964.jpg

20170726IMG_7845.jpg



 この日はプール周りの雰囲気をチェックし、ホテル敷地内のカヌーやカヤックの発着所まで散歩をしてから眠った。
 朝8時に目覚めると、飛び上がるほど嬉しい晴天。レストランで16ドルもする割には全く美味しくない朝食を食べた
後は、ホテルのスタッフに教えてもらった、地元の人々が利用する「ロングアイランドビーチ公園」へ行った。滞在する『コロール島』からタクシーで橋を渡り隣の島にある、この白砂の小さな公園で2時間ほどスノーケリングをした後、さらに別の橋を歩いて渡り隣の『マラカル島』へ移動し、レストラン「ドロップオフ」でハンバーガーを食べバドワイザーを飲んだ。




20170726IMG_7868.jpg

20170726P5287135.jpg

20170726P5287130.jpg

20170726P5287129.jpg



 その後、ホテルのタクシーのお迎えをレストランのスタッフにお願いし、迎えに来たタクシーでホテルに帰り、プールサイドにある温水のジャグジーで身体を温め部屋に戻った。それから着替えを済まし、プールサイドでピニャコラーダを飲んだ。夕飯は疲れたのでホテル近所の小さな小さな食料品店で買い求めたカップヌードルで済ませた。カップヌードルは1ドル。一緒に飲んだビールは1.5ドル。いづれもホテル価格の三分の一だった。晴天に恵まれた楽しい一日だった。満点の星空が美しかった。
 二日目は、既に予約してあったスノーケリングとバーベキューのツアーに出かけた。
 マラカル島にあるハーバーからスピードボートに乗った。ボートは世界遺産の『ロックアイランド』が浮かぶ美しい海を縫うようにして走る。出発から30分で、お目当ての無人島「ガルメアウス島」に到着。この島で二時間ほどスノーケリングを楽しんだ後、ツアースタッフの焼いてくれた肉や野菜をほおばる。その後、またスノーケリングをして遊び、それからボートに乗り、巨大シャコ貝が多数点在するポイント「クラム・シティ」に移動。ここでのスノーケリングは船上から直接海にエントリーするため勇気が必要だった。
 流れがある海でのスノーケリングはとても怖かった。私は生きて帰ることに必死で、ガイドさんが指を差す、百歳を超える巨大なシャコ貝をゆっくり見る余裕はなかった。それでも恐怖に打ち勝ったつもりになって見たシャコ貝は本当に大きかった。海中に潜り、貝の口を触って、その反応を見せてくれたガイドさんの身体と同じくらいの大きさに見えた。シャコ貝は大きな口を開け、紫色の身体を私に見せてくれた。



20170726IMG_7925.jpg

20170726IMG_7924.jpg

20170726IMG_8121.jpg

20170726P5297205.jpg

20170726P5297202.jpg

20170726P5297199.jpg

20170726P5297198.jpg

20170726P5297190.jpg

20170726P5297185.jpg

20170726P5297155.jpg

20170726P5297151.jpg



 その後、「パラダイス」というポイントに移動してスノーケリングをした。かつてからインド洋や南太平洋の数々の島の海の中を覗き見た経験があるが、このポイントはその中でも一番ではないかと思うほど素晴らしいポイントだった。
 海底から続く海中の丘の斜面にびっしりと何種類もの珊瑚が貼り付き、その周囲をカラフルな魚たちが舞う。まさに別世界だ。そしてここでは、幸運なことに、なんと! ナポレオンフィッシュに遭遇した。ダイビングで出会うことも難しいと言われるナポレオンに出会えるなんて、今までたくさんの海でスノーケリングをしたけれど、初めてのことでとても感激だった。このポイントでの一時間弱のスノーケリングは、私のスノーケリング体験での一番の思い出になるに違いなく、ミクロネシアの海の素晴らしさを私に教えてくれた良い経験になった。



 2017-07-2642

 2017-07-2623

 2017-07-2618

 2017-07-2607



 ツアーから帰ったこの日の夜は、ジャグジーでのんびりした後は、ホテルのシャトルバスに乗り、コロールのダウンタウンで買い物と夕食。その後、ホテルに戻りナイトシーカヌーツアーに出かけた。真っ暗なマングローブの森を抜け、真っ暗な海に出る。月の光に照らされた穏やかな海と暗闇に光る夜光虫が幻想的な、素敵な夜だった。
 三日目は早朝にカヌーに乗って前日と同じ、ホテルの前の海『岩山湾』をクルージング。
夜の海と朝の海では雰囲気がまるで違う。透明度の高い海では船上から水中の珊瑚がくっきりと見える。『南の松島』と称されるこの『岩山湾』を爽やかな風とともに十分に味わった。





20170726IMG_8041.jpg

20170726IMG_8085.jpg

20170726IMG_8083.jpg



 名残惜しい気持ちを抱えたまま部屋に戻り、プールサイドで読書と昼食とお昼寝。午後からは国立博物館を見学。それからダウンタウンに出て、ローカルフードのお店のイートインコーナーで楽しい楽しいチープなディナー(弁当のようなもの)を食べ、ダウンタウンより20分ほど歩いて、島の西に面した海に張り出す堤防の先端まで行き、夕陽を眺めた。青から赤へのグラデーションで染まった空と金色に光る海。最高の夕陽だった。
 夕陽を見た後はホテルに戻りシャワーを浴び、荷造りを済ませ少しだけ眠り、翌午前2時にチェックアウト。そして、ホテルのシャトルで空港に向かい午前4時30分発の成田行きの飛行機に乗った。
 これがささやかな本当に短い「旅」のほぼ全てである。


20170726P5307401.jpg 


-その2へ続く-






ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト

| Memory of travel | 08:00 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT